昨日と一昨日は、岡山の某老舗ホテル様の石材メンテナンスでした。

ロビーの床の石材は、定期清掃に入られている大手清掃会社様がきれいに磨いておられましたが、汚れが強く、またそのため石材の劣化が進んだお手洗いを、この度弊社にお任せいただきました。

今回の石種はレジンテラゾーという人造大理石で、大理石などの種石を樹脂で固めた、その名の通り「人造石」で、「天然石」ではありませんが、再研磨による光沢復元は可能です。

ただ、天然の大理石に比べると光沢は出にくく、また特に今回のお手洗いなどのケースでは、日常的なトイレ掃除で水や洗剤を使用するため石材そのものが傷んでおり、特に酸性洗剤による酸焼けの影響が色濃く、復元はそう容易ではありません。

今回のお手洗いは、ロビーと同じテラゾーが貼られていましたが、トイレと通路の境界線がハッキリするほど黒ずんでいたので、まずはクリーニングで色味を戻し、研磨で光沢を上げていきました。

あくまで参考程度ですが、光沢計の測定値も作業前には一桁だったものが、再研磨後は80以上となり、床しか手を入れていないにも関わらず、お手洗いのドアを開けた瞬間の印象が、ずいぶんと明るく清潔になりました。

仮に、これだけのお手洗いを改装するとなれば、莫大な費用がかかります。
せっかくの石材ですから、「再研磨」という手立てがあることを、もっと多くの方に知っていただけると嬉しいです。

そしてまた、いつも繰り返しお伝えすることですが、「メンテナンスは汚れる前が重要」です。

お手洗いにテラゾーのような吸水性の高い石材を使用する場合は、あらかじめコーティング施工をすることで、石材の保護と美観の維持が出来、日常的な清掃も楽になります。

岡山をはじめ中四国などの近県で、石材の汚れでお困りの際はもちろん、綺麗な状態をキープしたいというご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお問合せください。

株式会社奈緒企画 リファインクリーン